市川真一 化研テクノ株式会社 代表取締役社長~売上高100億円の企業の社長・大切なのは社員の「OFF」?

会社

医療を支える縁の下の力持ち

現代を生きる私たちは、病院や診療所にお世話になることが多いです。医師や看護師、薬剤師など医療を支える存在は敬われなければなりません。1981年創業した化研テクノ株式会社は、医療を支える縁の下の力持ち的存在です。一般の人の目に触れることはまずありませんが、研究に使う試薬や分析危惧、実験用器具を販売するという医療にとってなくてはならない会社なのです。
徳島県徳島市東沖洲に本社を、そして四国と岡山に6か所の事業所を構え、四国全域と岡山の大学、企業、官公庁、病院に向けて販売活動を行っています。
取引先リストにはホライゾン・ディスカバリー株式会社、シスメックス株式会社、東京化成工業株式会社など国内外問わない大企業が並び、売上高はなんと100億円(2020年4月期)を誇る大企業です。

化研テクノ株式会社の歴史

100億円という売上高を誇る化研テクノ株式会社も最初は小さな会社だったといいます。1964年6月、小松島市に八洲薬品株式会社四国営業所が設立されたのが歴史の始まりです。地元徳島と四国で地域密着型の地道な営業が功を奏し、徐々に大きくなった1981年10月。八洲薬品株式会社から分離独立したのが化研テクノ株式会社の前身である四国八洲薬品株式会社です。資本金は2,000万円、社員数はわずか34名のスタートでした。試薬の卸売会社として徐々に販売フィールドを広げながら業務展開し、2018年に社名を化研テクノ株式会社に改め、現在に至ります。
医療従事者や研究者のニーズに丁寧に応えていった結果、四国での試薬販売トップを走る存在に成長しました。キーワードは「地域密着」。取引先の拡大と共に営業部門を大学部門、企業部門、病院部門、官公庁部門という4部門に分けよりきめ細やかなサービスが提供できるように社員ひとりひとりが日々努力を重ねています。

オンとオフを大切に

化研テクノ株式会社が取り扱う商品は試薬や医療器具などであり、社員たちにも専門的な分野の知識が求められます。社員の力をフルに活用するために、社長である市川真一が大切にしていること──それは「オンとオフ」といいます。社員がそれぞれの持ち味を発揮し、会社を育てるためにはオンオフの切り替えが大切だという考え方です。
化研テクノ株式会社のホームページには「GALLERY」という面白いページが存在します。社員たちが仕事に励む姿を映した写真が並ぶ「ON」のページです。仕事に取り組む真剣な表情と社内の穏やかな雰囲気が伝わって来るようです。そして、クリックすると休日を楽しむ彼らの「OFF」の写真を見ることが出来ます。そこには趣味の時間を楽しむ弾ける笑顔や、家族と過ごす安らいだ表情など、社内とはまた違う顔に出会えます。
オフを活力に、オンに取り組む──市川真一社長の思いがこれらの写真に詰まっているようです。

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