人は見た目が9割と言われるように、いかに見た目が重要かは近年口を酸っぱくして語る人が目立ちます。特にデザインに関してはちょっとしたこだわりが売れ行きを大きく左右するほど。
株式会社ever new.で代表取締役社長を務める竹中豪さんは社長でありながら現役のデザイナーとしても活動しています。竹中豪さんが大切にするデザイナーとしての矜持とは何でしょうか。
Webデザイナーに求められる資質とは何か
株式会社ever new.の竹中豪さんはデザイナーとして大切にしているものを会社内の共通認識として共有していますが、まずWebデザイナーに求められる資質についてご紹介します。
創造性とセンス
やはりデザインを考える上でセンスは欠かせない要素であり、センスがなければどうしようもありません。一方でセンスがあってもそれを形にする創造性も重要であり、この2つの能力がなければWebデザイナーは務まらないと言っても過言ではありません。
いかに引き付けられるか、そして分かりやすく使ってもらえるのか、これを両立していくにはセンスを大切にしつつも折り合いをつけていくことが必要になります。創造性とセンスはWebデザイナーを目指す上でベースになる要素と言えるでしょう。
ユーザーエクスペリエンス(UX)
どれだけデザインが素晴らしくても、Webサイトを使う人にとって使いにくいものであれば、単なる自己満足に過ぎません。芸術・アートは使いやすさを一切考慮しなくて問題ないですが、Webサイトは使いやすさが考慮される必要があります。このユーザーエクスペリエンス、UXの存在を忘れてはなりません。
芸術・アートと大きく違うのは、どんな人が見ても何をすればいいのか、その意図をすぐにつかめる点です。アートなどは見ている人のセンスに委ねられますが、Webはセンスに委ねるわけにはいきません。この違いを正しく認識できているかどうかはとても大事なのです。
Webデザインに関する知識とスキル
単にデザインだけであれば絵心などのスキルで十分ですが、WebデザインはWebデザインでまた新たなスキル、知識が問われます。WebデザインのためにJavaScriptやHTMLなどの知識が求められ、これらを使いこなす必要があるわけです。
どれだけデザインに精通していたとしてもWebを使いこなすスキルがなければWebデザインは務まりません。スキル面の鍛錬をしているのかどうかが問われやすくなると言えるでしょう。
Webデザイナーはスキルだけにあらず
株式会社ever new.で代表取締役社長を務める竹中豪さんは、デザイナーとしてのセンスや経験だけでなく、人間関係においても優れている人でないと務まらないのではないかと考えているようです。
コミュニケーション能力
Webデザインにおいてコミュニケーション能力は関係ないと思っている方も多いのではないでしょうか。実はWebデザインでコミュニケーション能力はとても貴重な能力であり、あった方がいいに決まっていると断言できる能力です。
なぜならデザインにあたり、クライアントがあってのお仕事なので、クライアントの意向が重視されます。もちろん任せてもらえる部分も大きいですが、やはりクライアントの気持ちが重要であり、あとはデザイン性とお客様の意向などと折り合いをつけていくかにかかっています。
もちろんチーム内でもコミュニケーションを欠かさずにチームで取り組んでいく必要があるため、コミュニケーション能力はとても重要です。
問題解決能力
Webデザインを行うにあたり、時にミスが生じることもあります。そのミスは些細なミスなのか、それとも致命的なミスなのかでだいぶ変わりますが、これらが生じた時に問題を解決していく能力が問われるでしょう。
例えば、デザインの意向が逸れた場合にすぐに修正するのにどれくらいかかるかなど、リーダーシップをとる人がいればその人の指示で急ピッチの作業が展開されます。ユーモアな解決方法なども、問題解決能力に長けた人だからなせる業と言えるでしょう。
時間管理
Webデザイナーは時間管理がしっかり行えるかどうかがとても重要であり、時間管理ができないようではなかなか務まらない仕事とも言えるでしょう。何事にも言えますが、どんな仕事にも締め切り、納期があるため、この締め切り、納期を守らないといけません。
その中でできることを最大限やりつくせるかどうかが問われます。この時間管理は社会人としては当たり前のスキルに見えますが、クリエイティブな仕事をする際には意外と軽視しやすく、基本に立ち返って考えた方がいい要素と言えるでしょう。
株式会社ever new.とはどんな会社か
竹中豪さんが代表を務める株式会社ever new.もWebデザインを手掛ける会社ですが、どのような仕事を請け負っているのか、事業内容をまとめています。
デザイン制作
株式会社ever new.ではWebデザインももちろん手掛けていますが、竹中豪さんがデザインもできるため、例えばポスターやチラシ、新聞・雑誌広告などのデザインが行えます。
株式会社ever new.で手掛けているデザインは多岐にわたっており、特に媒体も関係ありません。大切にしていることはクライアントとの打ち合わせで感じた会社への想い。この想いをいかにデザインにまとめていくかを重視しています。
印刷
株式会社ever new.では印刷も手掛けています。手掛けているデザインの媒体の分だけ、印刷できる媒体も多く、例えば、一般的なチラシやパンフレットもその1つです。またカタログや本なども印刷が行えます。
基本的にはデザインを行ったものを印刷していくのが一般的ですが、印刷したいものを持ち込んで印刷することもできるなど、株式会社ever new.では柔軟に対応しています。
Web制作
Webデザインの仕事も手掛けている株式会社ever new.では、Webページを利用するユーザーがスムーズに利用できるよう、UIデザインに考慮しながらWebページの作成を行っています。
一方でUIデザインを考慮しつつ、これまでのページを一新したいというクライアント様に剥けてWeb制作を行うことも。他にもWebページの校正やコンテンツの品質チェックなども株式会社ever new.では手掛けています。
竹中豪が代表を務める株式会社ever new.について
株式会社ever new.は2014年に設立され、もうすぐ10年を迎えようとしています。株式会社ever new.の設立当初は現在代表を務める竹中豪さんのほか、もう1人だけ、つまり、2人だけで立ち上げた企業でした。
今でこそWebデザイナーなどが数十名参加して現在に至りますが、当初は竹中豪さん自らがデザイナーとして現場の最前線に立つなど、社長業もセットだったため、とても忙しかったようです。
株式会社ever new.ではグラフィックデザインを制作するなど、今の時代に合わせたデザインを心掛けているほか、ユニバーサルデザインに関しても精力的に取り組んでいます。
株式会社ever new.が大切にする精神
株式会社ever new.には会社全体、竹中豪さんを含めたメンバー全員が共通して重視する精神があります。それは「常に新しさを意識し、追及する」という精神です。
デザインは時代とともに変化する
最近では昭和レトロが人気を集めており、一見すると退化したのかと錯覚する人もいますが、昭和レトロを懐かしむ人よりも、昭和レトロを新しいデザイン、文化として若い世代が新鮮に感じ取っていることが大きなポイントです。
つまり、若い人からすれば昭和レトロは新たに出てきた文化であり、決して退化ではないのです。新たな発見をしたに過ぎず、決して後ろ向きに考えることではありません。
そもそもデザインは時代に合わせて変化していくものであり、変化しなければならないものでもあります。変化するためには時代の流れを理解し、その流れがどのように起きているかを理解する必要があるのです。
竹中豪さんなどが大切にする「常に新しさを意識し、追及する」はまさにデザインの新たな可能性を模索する上で非常に重要な精神と言えるでしょう。
株式会社ever new.の企業理念
それぞれの企業には必ず企業理念がありますが、竹中豪さんが考えた株式会社ever new.の企業理念もあります。
迅速でハイクオリティをお客様に
株式会社ever new.の企業理念である「迅速でハイクオリティをお客様に」ですが、他の会社と違い、株式会社ever new.はすべて自社で引き受けていることが背景にあります。
例えば、他の会社であればいくつかの工程を下請けと分担しながら作業を進めますが、株式会社ever new.では自社ですべてを賄います。そのため、迅速な納品が可能となり、しかも自社で完結するため、高品質なものを速やかに提供できるのです。
竹中豪さんの企業理念は間違いなくクライアントファーストに直結するものであり、この考え方が支持されているからこそ、急速な事業拡大につながっていると言えます。
まとめ
竹中豪さんが代表を務める株式会社ever new.では企業理念やメンバー全体で共有する精神を大切にしているからこそ、設立から10年が経過しようという時でも設立時と変わらぬ鮮度で成長を続けられていると言えます。
ますますネット社会が加速する中で、大事になるのが本質的なところであり、各企業の理念、信念ではないでしょうか。竹中豪さんを中心とした株式会社ever new.の理念や信念は素晴らしいものがあり、今後の成長にも期待が集まります。
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