豊原匠志 株式会社星の種 代表取締役社長~パワーストーンで働き方改革

会社

理想の働き方とは

田舎暮らしを満喫し、自然豊かな環境でネットを使って仕事をこなす──インターネットシステムが確立された現代において、理想の働き方と言われています。実際に踏み切るには、まだまだ社会の制約が多く憧れを抱いたまま都会で満員電車に揺られている人もいるのではないでしょうか。
2000年、香川県に創業した株式会社星の種は、まさにそんな働き方を実践している画期的な会社です。丸亀城近くの綾歌郡に会社を構え、ネットを通じたパワーストーンや天然石アイテムの販売が主な業務となっています。
ネットの利用と、近頃流行りのパワーストーン。2800万円という年商を誇りますが、会社設立時は順調な滑り出しとはいかなかったようです。

星の種が業界ナンバー1になるまで

株式会社星の種は、パワーストーンにかけてはネット上での取り扱い種類数業界ナンバー1といえるシェアを誇っています。国内外に各種調達ルートを持ち、欲しい石は必ず手に入るのが星の種と評判です。
ここまでくるのは平坦な道ではなかったといいます。軌道に乗るまでの10年間、社長の豊原匠志が日々コツコツとネットに商品をアップし紹介し続けてきた努力の結果と言えるかもしれません。希少な高品質の天然石を取り扱うサイト、天然石やパワーストーンをアクセサリー感覚で手に取ってもらうためのカジュアルなサイト。原石を大切にして天然石の美しさを伝える目的のサイトなど、合計5つのサイトのウェブショップを地道に運営し続けてきた結果、現在社員数36人を抱える企業として成長しました。
本店と明石に実店舗を持ち、海外メーカーとの連携し天然石・パワーストーンのメーカーとして幅の広い商品展開を行うに至りました。

花束を贈るように

そんな株式会社星の種には他社にはない特徴があります。社長が社員のマネジメントをがっちり行うというタイプではないこともあってか、個人の自主性に応じた自由な働き方ができるという点です。仕事さえきちんとこなせば、働く時間もある程度自己の裁量に任せるというシステムがあり、特に母子家庭の女性にとって働きやすい環境であると評価されています。
そんな自由な社風の株式会社星の種の社長・豊原匠志は1976年に地元香川で生まれました。石の持つパワーに惹かれ、天然石をネットで売るという発想で成功を収めています。天然石に関する書作も何冊か出しており、この業界では知らない人はいないという重鎮です。
社長にとって、パワーストーンとは「持つ人の努力を応援するもの」だそうです。花束を贈るように、天然石を贈るという文化がいつかこの世界に広まることを社長は願っているのです。

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