近藤千奈美 株式会社コンテックス 代表取締役~技術者の「人知集成」!

会社

技術系アウトソーシング会社

今やアウトソーシングを利用しない企業は少ないでしょう。業務量を減らすため、あるいは社内で出来ないことを、外部の専門家に適切な対価を支払って依頼するという手法です。1983年に設立した株式会社コンテックスは技術系のアウトソーシング会社として、大学の研究室や企業の研究機関、機械メーカーの開発サポート業務を請け負い、各種試験を行う為の装置の開発などを行ってきました。
社内には様々な分野に精通した技術者を抱え、お客様の持つアイディアを具体的な形へと具現化するお手伝いをします。研究者や開発者から上がる声で一番多いものは「良いアイディアはあるんだけど、具体的に図面にする時間がない」というものです。株式会社コンテックスではその声に応えて回転機械、半導体製造装置分野を中心に技術開発を支援し装置の設計から製作、組立におけるまで実験プロジェクトを一貫して担当しています。高い技術力が信頼を生み1億5000万円という年商を誇り、今なお成長を続けている会社です。

「人知集成」

株式会社コンテックスの企業理念は「人知集成」。人が集れば知恵が集まる。新しい価値が生まれ、それはいつか歴史を作ることに繋がるのだという思いが込められた言葉です。従業員数19名という小さな規模の会社ですが、社員ひとりひとりが高い技術力と仕事に対する信念を持っており、目の前のお客様を大切にしながら業務に当たります。
社長を務める近藤千奈美は社員を大切なパートナーだと位置づけ、安定経営に力を注ぎます。その具体的な手法として挙げられるのが、経営計画書の存在。新しい事業期が始まる際に社員全員が集まって経営指針発表会を開き、その年の事業計画・実行計画を詳しく説明することで意識を共有するというものです。専門職の社員が多く個人の力も高いため、時に個人プレーに陥ってしまう危険もあるので、こういう集まりは重要な場です。
もちろん堅苦しい経営指針発表会だけではなく、楽しい交流イベントを行ったり、社内アンケートを実施するなどして風通しの良い社内環境を整えるのも忘れません。

近藤千奈美が掲げる今後のビジョンとは

顧客の研究開発の一端を担うという仕事を手掛けていると、国内だけのやりとりではすまない場合も多くあるそうです。グローバルな市場を見据えて産業翻訳・通訳事業も展開しだしたのは必要性に駆られたのと、そこに新たなビジネスチャンスを見出したからです。通訳は数多くいるものの、専門分野に特化した産業通訳は国内ではまだまだ少なく企業から重宝されているそうです。
社長である近藤千奈美は1966年に神奈川県に生まれました。出身大学はState University of New York at Buffaloという才媛です。趣味はヴォーカルアンサンブル。歌うことが大好きというアクティヴで快活、そして笑顔が素敵な女性社長です。
様々なアウトソーシングの受注で得た柔軟な発想力と確かな開発力を活かして、自社での製品開発に取り組むことを今後のビジョンとして掲げており、近藤千奈美の活躍から目が離せません。

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