石山久男 VanaH株式会社 代表取締役社長~富士山の自然が生んだ「水」を、こだわりの商品化

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「水」の大切さ

山梨県といえば、まず連想するのが富士山ではないでしょうか。近年、世界遺産にも登録され注目されています。遠目に富士山の姿を楽しむもよし、登山に挑戦するのも良し。ですが、富士山が生み出す神秘の「水」について詳しく知っているという人は少ないのではないでしょうか。
富士山のふもと、山梨県富士吉田市に2009年設立したVanaH(バナエイチ)株式会社は、富士が生んだナチュラルミネラルウォーター「VanaH」の製造・販売を手掛ける会社です。人間にとって、もっとも大切なものである「水」。たとえば眠っている間にかく汗の量は、コップ1~2杯にもなるといわれており、1日に2リットルほどの水分補給が必要だともいいます。毎日大量に摂る水、身体のためには良い水を摂取することが大切なのではないでしょうか。

富士山が生み出すミネラルたっぷりの水

水素珪素天然水「VanaH」は、富士山の天然水素、珪素、バナジウムがバランスよく含まれたミネラルたっぷりの水です。富士山は、何万年の昔から何度も噴火を繰り返して周囲の地形を作ってきました。その地質は、主に玄武岩層からなりたっています。その長さ約1キロ。このあたりに振った雨や雪がゆっくりじっくり地中に浸み込み、伏流水となります。富士山には川はありません。なので雨や雪解け水は、山体に浸み込むことになります。それが麓で湧き出てくるのです。富士山の周辺の湧き水がおいしいのは、広大な玄武岩層が生み出す天然のミネラルが豊富に含まれているためです。
「VanaH」は、富士山の麓にある富士箱根伊豆国立公園の中の井戸から汲み上げられた特別のミネラルウォーターなのです。汲み上げた水は、衛生管理を徹底した工場でボトリングされ商品化されます。

品質にこだわり

VanaH株式会社の社長は石山久男です。VanaHにこだわり抜いて会社名にも冠しました。人々の健康を支える水という存在に注目し、富士山の恵みVanaHを日本中に広めることに情熱を傾ける人物でもあります。
もっとも大切にしていることは、品質。ミネラルウォーターは加熱処理を行うと簡単に殺菌できるそうですが、VanaHはこの加熱工程は取り入れません。なぜなら、加熱による殺菌の過程で失われてしまうミネラルがあるからです。そのため、VanaHは非加熱処理でミネラルを失うことなく殺菌処理を行います。コストや手間がかかるため、飲料水メーカーでこの手法をとる会社は少ないそうですが、ミネラル成分を壊すことなく自然の美味しい水を販売することができる有効な手法です。農林水産省・厚生労働省の許可が必要という特別な方法ですが、お客様の健康に配慮したこだわりの水には全国から評価の声が寄せられているそうです。

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