生活に花を
お正月やクリスマス、季節の節目などで花を飾ったり花束を贈る機会もあるのではないでしょうか。行事やイベントで、花は欠かせません。また、特別な日でなくても窓辺やテーブルなど生活の一部に花があると、暮らしは彩り豊かに華やぐものになるでしょう。
1965年、宮城県で創業した株式会社多賀城フラワーは従業員17名という少数精鋭の会社です。多賀城フラワー本店はじめ宮城県に4つの店舗を構え、生花の販売を中心に花に関わる様々なことを手掛けています。
現在の社長は3代目。2006年に就任した鈴木貴資です。
一風変わったサービス
母の日にカーネーション、誕生日に花束というのは、喜ばれる贈り物の上位にランクインされます。冠婚葬祭や各種式典、展示会、発表会、パーティーやイベントなどにも花は欠かせません。株式会社多賀城フラワーは店舗での販売だけでなく、このような会場に出向いて、空間に合うように花や草木を飾るという仕事も請け負っています。
会場やイベントの目的は毎回違います。相応しい花を選んで、雰囲気を作るようにディスプレイするというフラワープロデュース業はセンスが必要です。長年花に携わってきた株式会社多賀城フラワーだからこそ請け負える仕事と言えるでしょう。
それだけではありません。株式会社多賀城フラワーの一風変わったサービスをご紹介しましょう。他の花屋にはないプランとして注目されているのが「お墓参り代行サービス」です。お盆や命日にご先祖様のお墓に参りたいのだけれど高齢であったり、仕事が忙しくて時間が取れなかったり、或いは遠方に住んでいるためどうしても行けないということは誰にでもありますよね。そんな時、代わりにお墓参りをしてくれる人がいたら……という声をキャッチしたスタッフが考案したのがこのサービスです。
清掃や水替え、そして依頼してくれたお客様の想いを汲んで、心を込めてお花をお供えします。もちろん、大切な家族の一員であるペットのお墓のお参りも代行しています。
「ありがとうの花」を咲かせよう
鈴木貴資、そして株式会社多賀城フラワーはこのように「花屋」の枠を超えたサービスを展開し、業績をアップさせていきました。「花屋」としての常識に捉われないことが秘訣だったかもしれません。その証拠に、胡蝶蘭回収サービスという常識外れの発想も打ち出しています。開店祝いなどで胡蝶蘭を贈ることは一般的です。ですが胡蝶蘭という花、処分する時はその大きさ故に費用がかかってしまうことがあるそうです。これは、花が咲いている間は楽しんでいただき、そして萎れたり傷んでしまったら多賀城フラワーで無料回収するというサービスです。 回収後は花のプロが痛んだ胡蝶蘭を再び開花させて、地域への貢献として福祉施設などに寄付します。
花を通じてお客様に、そして地域に「ありがとうの花」を咲かせる活動は多賀城市の町を明るく元気にしていきます。
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