本多隆子 株式会社メディカルアドバンス 代表取締役~歯科業界の頼れる裏方

会社

歯科医の味方

全国の歯科医院の数は68,791軒。コンビニよりも数が多いということで驚きです。届出歯科医師数は104,533人もの数に上ります(2016年)。町を歩いていても、あちこちに歯医者が開業しているのが分かります。こんなに沢山の歯医者があると、患者の立場としてもどこに行ったら良いか悩んでしまいますが、開業を検討している歯科医からすると、生き残りをかけた厳しい世界に見えるのではないでしょうか。
2004年に創業した株式会社メディカルアドバンスは、歯科クリニックの開業や経営、育成についての支援、更にクリニックの物件紹介を手掛けます。医院の中でも特殊な設備を必要とする歯科に特化した紹介会社は珍しく、これから独立開業を目指す医師たちの心強い味方となっています。

業界No.1の集客力

株式会社メディカルアドバンスの具体的な事業内容は、歯科医院の内覧会や、地域の住人との距離を縮めるためのハミガキ教室などの計画と開催。地域と医療機関を繋ぐ役目を担っています。
地域のためにもなる大切な仕事だということは分かりますが、これで利益を計上できるでしょうか。株式会社である以上は株主に還元しなくてはなりませんし、会社を維持・発展していくためにも儲けは必要です。
株式会社メディカルアドバンスの収益は主に内覧会によるものです。内覧会は新しく開く医院を知ってもらうと同時に、親しみを持ってもらい、その場で検査予約をしていただけるチャンスです。メディカルアドバンス独自のノウハウで口コミを広げ、地元住民に開業する歯科医院の情報を広めます。見込まれる来場者数は住宅地であれば300名から1,000名ほど、そして商業施設では1000名から3,000名にものぼります。この集客力は業界No.1。全国で開かれる内覧会は年間170件を超えます。

人の役に立ちたい

社長である本多隆子は1961年生まれ。神戸女子大学英文科卒業後、経済産業省に勤務したという経験を持ちます。医療法人赤坂会の理事を経て、39歳の若さで株式会社メディカルアドバンスを設立しました。
歯科医院の裏方という仕事は珍しく、目の付け所とセンスは卓越したものがありましたが、経営については素人も同然だったと語る本多隆子です。そんな彼女が、創業から一貫して心掛けてきたことがあるそうです。それは社員たちを大切にすること。起業以前より「誰かの役に立ちたい」と願っていた彼女です。歯科医院の支援という仕事を通じて、お客様や取引先、地域の人々、そして社員たちすべての役に立てるように、今も歩みを続けているのです。

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