長崎の老舗運送会社を率いる
坂の多い長崎の町で、地域の会社、商店、住民になくてはならない業界──それは運輸業です。
「合資会社井石商会」として創業したのは、1951年7月4日のこと。
今は「株式会社井石」と名を改め、長崎の人にとって頼れる運送会社に成長しました。
食品の配送、鮮度管理輸送、流通センターの管理、トランクルームの経営など業務は多岐に渡ります。
更には廃棄物処理業や除草作業。野菜や果物の生産、そして販売なども手掛ける企業です。
保有台数25台という大所帯を取り仕切るのは、井石八千代。明るさと思いやりを備えた社長です。
現代の「物流のスペシャリスト」
井石八千代社長が目指すのは「物流のスペシャリスト」。
少子高齢化と一極集中が顕著なこの日本において、長崎という地方で運輸会社を続けていくには並々ならぬ努力と工夫が必要です。
合理化を図り、業務をシステム化すること。もちろん、企業とお客様を優しく繋いで地域の人の生活に役立つこと。そればかりではなく、この長崎の、そして世界の環境に寄与できる会社になること。
井石八千代社長は現代を“地球環境時代”と表現します。
かつて運送業は排気ガスをまき散らし、公害や健康被害を促進する業界のひとつとして挙げられていたこともありました。
多くの人の間で環境というものが見直されてきた“地球環境時代”の現在、昔と同じようなことをし続けるわけにはいきません。
井石八千代社長は環境美化事業に注目し、グリーン経営を志しました。
行政から指示されてからではなく、自分たちで計画的に環境対策を進めることです。その上で経営面での向上を目指すのです。
さらに、従業員たちの労働環境を整え、安全性優良事業所である証の「Gマーク」の交付を受けました。
すべてはお客様のため、そして働いてくれる社員の幸福のため。それが社会に貢献することに繋がるのだ──それが、井石八千代社長の信念なのです。
まとめ～地域の環境カウンセラーに
今の時代に合わせた経営として農業の六次産業化を促進し、買物弱者を支援できるようシステムを整えたりといった、井石八千代社長の手腕は地元でも注目されています。
地域の物を地域の人の手に運ぶこと。地産地消を通して長崎という町に貢献する企業であり続けたい。それが株式会社井石と井石八千代社長の願いだそうです。
井石八千代社長は”地球を見つめ、未来を運ぶ”をモットーに、地域の環境カウンセラーを目指し、物流界の明日を担う革新を続けているのです。
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