森山賢 株式会社琉球補聴器 代表取締役社長~聞こえる幸せを全ての人に・アフターケアに力をいれて支持を伸ばす

会社

「聞こえ」の悩みに向き合う

お客様を大切に、働く人を大切に、そして関わる全ての人を大切にしようという経営方針を持って活動する会社は、今の日本にとって必要な存在です。たとえ小さな会社であっても、周囲の人の生活を大切に考える会社を見付けて表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞。その審査委員会特別賞(第8回)を受賞したのが、1987年沖縄県那覇市で創業した株式会社琉球補聴器です。沖縄県からは初めての同賞の受賞ということで、琉球補聴器のスタッフたちはもちろんお客様や取引先の人たちも大いに驚き、喜びを共有しました。

株式会社琉球補聴器はその名の通り、補聴器の販売とアフターケアを手がける会社です。高齢化の現代「聞こえ」の問題に直面する高齢者は増えています。医療は発達したものの、年齢のために衰えた聴力を回復させることはまだまだ難しいようです。
何度も聞き返すことで家族との会話がスムーズにできなくなると、本人はもちろん家族も寂しい気持ちになってしまうといいます。そんな困りごとを抱える人に、補聴器を使うことで快適に聞こえるよう手伝いをするのが株式会社琉球補聴器なのです。

「聞こえる幸せを届けるプロ」

未だ補聴器に頼るということに抵抗を覚える人も多いと言います。目立ってしまうので格好悪いという声や、費用の問題で尻込みする声もあります。株式会社琉球補聴器のスタッフたちは、お客様が抱えるそんな悩みに寄り添って商品を案内するようにしています。
補聴器をつけるということは確かに煩わしい一面がありますが、聞こえが良くなると生活は一変します。聞き返すことが少なくなり、家庭での笑顔が増えたという声も。目立つから嫌という意見には小型で目立たないものを選び、費用を心配する声に応えるために相談は何回でも無料。補聴器のお試しも0円という価格設定をしました。すべては、多くの人に快適な暮らしを送ってほしいという思いをスタッフが共有しているからのことです。

「聞こえる幸せを届けるプロ」──それが株式会社琉球補聴器の社長以下スタッフたちです。日々、音、耳、補聴器についての情報を更新し勉強を欠かしません。社長・森山賢の方針で、スタッフたちは朝礼を大切にしています。その場では特に「共育」に力を入れているそうです。良かったことは誉め、課題については話し合います。そこに先輩や後輩、上司や部下という立場は関係ありません。

お客様を大切に

聞こえに関する悩みから、多くの人が解放されるようにと願う森山賢社長。お客様あっての仕事、地域あっての会社ということで毎週木曜日には本社近くの崇元寺清掃を行い、地域への貢献を欠かしません。地道な努力が地域での存在感を高め、創業以来お客様の数は確実に増えていっています。それでも、どんなにお客様が増えても、スタッフたちは自分が担当しているユーザー様の自宅を訪問して、補聴器の不具合はないか、困っていることはないかアフターケアに務めます。
そんな姿勢が「日本でいちばん大切にしたい会社」審査委員会特別賞受賞に繋がったのかもしれません。

コメント