田村滿 サザン岩手ドライビングスクールグループ 代表取締役~ドライビングスクールの戦略と地元への想い

会社

岩手県のドライビングスクール

運転免許保有者数は約8,215万人と言われています。自動車教習所に通って技能を学んだという人も多いのではないでしょうか。自宅から通う通学コースや、夏休みなどの長期休暇を利用して習う合宿コースなどがあり、特に後者は学生に人気だといいます。
岩手県で自動車教習所を手掛けるサザン岩手ドライビングスクールグループ。自然豊かな岩手県に居を構えるスクールならではの戦略と、社長である田村滿の地域への想いを探ってみました。

サザン岩手ドライビングスクールグループならではの戦略

サザン岩手ドライビングスクールグループは、陸前高田ドライビングスクール三陸技能講習センター、遠野ドライビングスクール、平泉ドライビングスクール、山形最上ドライビングスクールという広々とした4つのスクールを運営しています。初心運転者教育や企業向けの自動車教習所を運営している会社です。高齢者や子供たちに向けての交通安全講習、福祉運送も手掛け、地域の人々の安全のために活動を行っています。フォークリフトや車両系、小型移動式クレーンなどの技能検定も行い、県内屈指を誇る規模です。

都会の教習所では決して味わえない広々とした敷地と、山形の豊かな自然の中でのびのびと運転技能を学べるとあって、県内外から多くの生徒が通ってきています。無料送迎バス
や、多くの指導員。最新のシュミレーターを使用した授業は危険予測の勉強や、高速道路体験ができ、まるで本当に運転しているかのような臨場感があると評判です。運転試験の際の問題集用のパソコンも多数用意しており、生徒目線に立った教習所といえるでしょう。
ペンションを思わせるオシャレな建物が人気の合宿コースは、ちょっとした旅行気分も味わえると好評のようです。テレビや洗濯機・乾燥機など設備も充実し、何より自動車学校直営の宿舎なのでセキュリティの不安がありません。
ただ運転技術を教えるだけというやり方では、田舎の教習所は廃れてしまうと考え、生徒=お客様の視線に立った運営を心掛けたサザン岩手ドライビングスクールグループの戦略は見事に当たったというわけです。
時代の流れに沿った経営をしているという点で特筆すべきは、近年流行しているドローンの操縦を学べるコースを開設したことです。練習スペースの確保はもちろん、ドローンを操る為には資格が必要です。人気が高まっているわりに、国内では資格取得できる場が少ないという事情に目をつけたこのコースは受講者数も右肩上がりだといいます。

田村滿の地元への想い

サザン岩手ドライビングスクールグループを経営する社長・田村滿。このスクールを立ち上げたきっかけは、地元の活性化の為だと言います。自然豊かな岩手県は運転技能を学ぶ場として向いていると考え、廃れつつある地域の活性化に役立つようにと会社を設立しました。会社ができれば雇用も生まれます。そして人が集まると、地元の商店も賑わいます。流通も生まれます。
田村滿が目指しているのは、サザン岩手ドライビングスクールグループを地元の誇りと思ってもらえるような会社に成長させることなのです。

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