「うちの商品はよく売れる」
「OSEWAYA(オセワヤ)」や「La chou chou(ラ シュシュ)」という名のジュエリーショップをご存知の方は多いと思います。ネックレスやブレスレット、ピアス、ヘアーアクセサリーなどなど常に10,000点以上もの種類の装飾品を揃えるアクセサリーや雑貨のショップです。直営店は東京圏を中心に福岡や高知、更にはシンガポールにも開拓し計6軒。日常的に女性誌にも取り上げられて知名度は抜群のお店です。
これらの店舗を運営しているのは「株式会社お世話や」。「うちの商品はとにかくよく売れるんですよ」と言うのは社長の牛場清です。アクセサリーの卸しや販売を手掛ける株式会社お世話やは資本金3000万円で1979年創業しました。従業員数は200から300人。平均年齢は25から30歳という若さと明るさのある社風です。
自由な社風
アクセサリーショップは街中にも沢山あり、それを扱う会社も多数存在します。その中で、株式会社お世話が成功を収めた秘訣は何でしょう。
それは、自由な社風にあります。従業員は服装もヘアースタイルも自由。男女の格差や上下の壁もなく、明るく和気あいあいとした雰囲気であり、時に冗談も飛び交う楽しい職場環境です。それこそが、厳しい業界で株式会社お世話やが生き残った一番の理由なのです。
社長である牛場清は、アクセサリーは生鮮食品と同じだと独自の理論を述べています。アクセサリーにも時代ごとの流行があり、常にその先端を走っていないとお客様の支持は得られないという考え方です。
その理論に基づいてスタッフたちは「旬なものを旬なうちに」という意識で、常にアンテナを張り巡らせて流行の最先端を探っています。
「株式会社お世話や」ってどういう意味?
「株式会社お世話や」とは、会社の名としては変わっておりジュエリーを扱うお店としてはそぐわないイメージがします。牛場清は「お客様をお世話する」心を大切に名付けた社名だと説明しています。アクセサリー販売を通じて、お客様、スタッフ、仕入先など関わるすべての人が幸せになれるように、そのためのお世話ができるようにと願って付けられた名前なのです。
「余計なお世話って言われないように気を付けないといけませんね」と冗談を飛ばす社長は、飾らない人柄で社内でも社外でも慕われています。
そんな気さくで明るい社長ですが、「株式会社お世話や」を大きくしていくことには辣腕を振るいます。当面の目標としては、シンガポール店開店を皮切りに、東南アジアにまずは3店舗の展開を考えているとか。その活躍から、今後も目が離せません。
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