東京の賃貸業
東京に住む人は927.3万もの数に上ります(2015年調べ)。これはニューヨークをも上回る数だそうで、限られた空間の中に高層マンションやアパートが立ち並んでいます。株式会社オークハウスはそんな東京都で賃貸業・不動産販売を手掛ける会社です。特に学生や若者の間で人気のシェアハウスの賃貸業に定評があります。
1992年に資本金4000万円で立ち上げた会社は、時代を先取りした運営が功を奏して年商15億円もの成長を遂げるまでになりました。創業より地道に信頼を積み重ね、今や3000室ほどもの数の物件を扱っています。
住宅探しに求められること
株式会社オークハウスは住宅を「ソーシャルな場」として捉えています。職住近接として、都心の住居はますます重要性を増しています。また、在宅で仕事をするSOHOなど、現代人のライフスタイルは刻々と変化していきます。住宅を提供する会社は、その変化に柔軟に対応していかなければなりません。
理想的な住宅探し、営業、広報……業務は多岐に渡ります。利益についても、もちろん考えなくてはなりません。しかし、一番大切なのは入居する人。建物などハード面への投資は必要ですが、入居者の家賃負担とのバランスを考慮しなくてはなりません。
賃貸住宅を探すうえで大変なこと、負担に思うことは二点挙げられるといいます。敷金・礼金・保証金・仲介手数料など一時金の負担。それから、保証人が必要だという点。株式会社オークハウスはこれらがすべて不要という画期的な方法を考案しました。住む人の居心地と同時に、なるべく安く住めるようにと考え抜かれたシステムです。
日本と外国懸け橋に
社長である山中広機は高校生の頃、住んでいた自宅の一室を外国人に貸し、共同生活をしていたという経験があります。互いに言葉が不自由な中、身振り手振りを交えながらコミュニケーションを計ったことは今でも楽しい良い思い出となっているそうです。
特に最近は、働くために日本に滞在する外国の人が増えてきました。外国から来た人は、家族との距離も遠いため寂しさはひとしおでしょう。キッチンやリビングなどの共有スペースで他の住人たちと会話をし、仲間をつくることができるシェアハウスは、そんな彼らにはうってつけではないでしょうか。保証人が必要なく、比較的簡単に借りられるということもあって外国からの問い合わせも増えていっていると言います。
山中広機の願いは、外国の人が住みやすい住宅を提供することで日本と外国の懸け橋になることなのです。
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