鳥羽の老舗旅館・戸田屋
日本随一の観光地・鳥羽。太平洋のうららかな海と、豊かな食材。鳥羽水族館や伊勢忍者キングダム、伊勢神宮や志摩スペイン村など、観光にレジャーに見どころたっぷりなリゾートの地です。
鳥羽駅の改札を降りてすぐ、目の前に立つのが「戸田家」──寺田順三郎社長が率いる株式会社戸田家が経営する創業1830という老舗旅館です。会社として設立したのは1948年。寺田順三郎が8代目代表に就任したのは2006年のことです。
温泉と豪華な料理、そして風光明媚な景色が自慢の株式会社戸田家。老舗旅館の八代目たる寺田順三郎が語る「おもてなし」の秘密を探ります。
戸田家の魅力の数々
戸田家の魅力は何と言っても、露天風呂を含めて男女合わせて計13もある温泉です。岩盤浴と足湯も備えた温泉旅館として一年を通じてお客様に支持されています。温泉の泉質は、アルカリ性単純泉。肌触りがやわらかく、お肌に優しいお湯が自慢です。
お部屋も和室や洋室、あるいは両方の良い所を備えた和洋室など、多種類を用意してお客様をお迎えしています。カラー浴衣の貸し出しもあり、女性にとっては嬉しいポイント。
旅館の醍醐味のひとつである料理にもこだわります。伊勢志摩の味をこころゆくまで堪能できるレストラン。ライブキッチンが盛り上がるバイキング。くつろげるお部屋食などお客様のご要望に応えます。
魅力いっぱいの旅館を運営する寺田順三郎は、この大きな施設の総責任者として旅館業を通してお客様、それから全社員の喜びと幸せを追求し、さらには地域の発展に寄与するという理念を掲げて活躍を続けています。
まとめ~寺田順三郎が大切にしているものは
旅館には年末年始もお盆のお休みもありません。もちろん、その間スタッフは交代で出勤するそうです。お客様に喜んでいただくために、常に笑顔と気遣いを絶やさない自慢のスタッフたちですと寺田順三郎は言います。
株式会社戸田家は働くスタッフのために、毎年海外研修の機会を設けています。10年永年勤続者、それから5年以上勤務している中で選ばれた優秀社員を招待するのです。いつも働いてくれるスタッフに、感謝の思いを伝えるためだということです。社長として感謝の思いを、海外研修旅行という形として提供することで、ますますスタッフのやる気と絆は強まります。
働いてくれる人ひとりひとりを心から尊敬し、思いやりをもって接すること。それが、老舗旅館が長く続いている「おもてなし」の秘密なのかもしれません。
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