熊谷聡 トーヨービバレッジ株式会社 代表取締役社長~年商33億円・成長の秘密は自由な社風

会社

年商33億円に成長

ランチやおやつ、あるいは夜食のお供に甘い飲み物を楽しむ人は多いのではないでしょうか。トーヨービバレッジ株式会社は、スーパーやコンビニでよく見かけるカップ入り飲料を扱っている会社です。商品は多種に渡りますが「ラグカフェ 上品な和の味わい抹茶ラテ」「カロリーオフのカフェラテ」「ビッグチョコミントドリンク」など、誰もが一度は目にしたことがあるような商品ばかりです。
乳飲料やコーヒー、清涼飲料やジュースなどが主力ですが、缶詰やレトルト食品などの加工食品全般も取り扱っています。2006年に資本金3000万円で始めた会社ですが、社長の熊谷聡が推し進める自由な社風が功を奏して年商33億円もの巨大企業に成長しました。

合言葉は「美味しい、楽しい、嬉しい」

私達が飲料に求めるものは何でしょうか。トーヨービバレッジ株式会社は「美味しい、楽しい、嬉しい」を合言葉に、常識にとらわれることなく様々なジャンルに挑戦してきました。「町村農業 飲むソフトクリーム」や「さつまいもオレ」など、一風変わったカップ入り飲料にもチャレンジしています。
定番のドリンクだけではお客様が飽きてしまいます。SNSを上手く使うとともに、店頭では少し変わった種類を並べることでお客様の好奇心を刺激し、販売に繋げてきました。100円台から200円台という価格設定が、お客様の冒険心をくすぐるという戦略です。
多くの企業とコラボして作ったカップ入り飲料を、広告代理店等を通さずに展開する広報のやり方も、同業種の中では特殊と言えるでしょう。企画から徹底的にリサーチした商品開発、それを自社で一貫して作ります。

特徴的な社風

右肩上がりの成長を遂げているトーヨービバレッジ株式会社は、熊谷聡の方針もあって特徴的な社風で知られています。社員全員が忙しく様々な業務にあたることから、社員個人のセルフコントロールを大切にしているのです。出勤時間や退社時間もはっきりと決められていません。無駄な時間だとして、朝礼等もやりません。定期的な会議がないということで、社内ではフリーな時間が増えます。そうすることによって、社員は主体的に自分の仕事に取り組めます。それが、業績アップの一番の秘密だと言えるでしょう。
熊谷聡の目標は、誰もがトーヨービバレッジ株式会社の飲料を手にしたことがあると言うくらい日本中の店に、そして多くの人に自社の製品を知ってもらい、そして「美味しい、楽しい、嬉しい」と思ってもらうことなのです。

コメント