有限会社柏屋の歴史
旅をして温泉で疲れを癒す一日──それは理想の休日ではないでしょうか。古来より、日本人は温泉を愛してきました。温泉・風呂文化は現代では皆が毎日享受するものとなっています。
現在3代目である柏原益夫が代表を務める有限会社柏屋は、群馬県四万温泉にて柏屋旅館と柏屋カフェを経営・運営しています。資本金は300万円。1950年「柏屋衣料店」として創業、2代目・柏原達三が1976年に四万温泉に「民宿柏屋旅館」を開業したのが旅館業の始まりです。その後、1977年に法人化しました。徐々に増改築を進め「四万温泉柏屋旅館」として営業。2002年柏屋カフェを併設しました。旅館の部屋数は15室。従業員数はパート、アルバイトを合わせて19名という小さな会社です。
ターゲットは女性
四万温泉の柏屋旅館は、こじんまりした造りの和の建物が訪れる人の郷愁を誘うと人気です。貸切露天風呂や露天風呂付き客室などが好評で、各部屋に黒電話が置いてありモダンな雰囲気はまるでタイムスリップしたようと、特に女性の間で話題になりました。おもてなしするスタッフの、まるで家族のような和気あいあいとした雰囲気も、訪れるお客様の心を癒します。
女性のお客様が多いということで、お洒落なカフェも併設しています。四万温泉柏屋カフェは、創業者である柏原雅夫の住宅である昭和初期の建物を改装したノスタルジックな雰囲気のカフェです。人気メニューは温泉マークカプチーノ。手作りのスイーツや、ボリュームある柏屋カレーも楽しめます。可愛い和雑貨のグッズもお土産にぴったりと好評を得ています。
小さくてもキラリと光る存在に
有限会社柏屋3代目・現社長である柏原益夫は四万温泉生まれ。1997年、有限会社柏屋に入社し、2007年代表取締役に就任しました。WEB戦略やターゲットを絞った宿泊企画などを考え、売上を実に4倍に伸ばした敏腕社長です。旅と温泉を楽しみたい人、特に女性にターゲットを絞った柏原益夫の経営は、地域の中で次第に存在感を増していきました。小さくても構わない。地域の中、そしてこの業界でキラリと光る会社を目指してきたことが具現化されたのです。
お客さまに群馬の、四万温泉の、そして柏屋旅館と柏屋カフェのファンになっていただけるようにと願って日々活動する柏原益夫、そして家族のようなスタッフたち。働いている当人たちが楽しく、笑顔と遊び心をもって働いている姿が柏屋旅館と柏屋カフェの人気に繋がっていくのです。
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