遠藤道雄 バン産商株式会社 代表取締役社長~ドイツと日本の融合・スペシャリストが作る靴

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足と靴のスペシャリスト

「健康は足から」という言葉があります。また「足は第二の心臓」とも言われています。老化は足からはじまるとも言うように、土台である足の状態は全身の健康に深く関わってきます。足の状態や歩き方は、健康の維持にとって大切なものとなります。
その為に必要なのは、自分の足に合った「靴」の存在ではないでしょうか。靴擦れや足の痛みに端を発して身体が歪んでしまうなど、靴が原因で不調に陥ることも多く、それだけに自分に合った形・サイズの靴は重要視されています。

ここに、バン産商株式会社という会社があります。1981年に創業した靴の会社です。ドイツのコンフォートシューズを取扱い、オーソペディシューズに力を入れる靴の卸し・販売専門会社なのです。
社長の名は遠藤道雄。1939年に秋田県で生まれました。東北大学卒業後、靴メーカーの輸出入部門で修行を積み、バン産商株式会社の社長に就任したという靴のプロフェッショナルです。

オーソペディシューズを日本に

「オーソペディシューズ」という名前を聞いたことがありますか?
日本ではまだ馴染みのない名称かもしれませんが、整形外科担当の医師に診察をしてもらい、その結果を受けて専門の技術者が一から製作する靴です。不調に悩む足の治療、或いは運動機能を補うための靴のことです。
バン産商株式会社は医学に優れたドイツ文化を取り入れ、靴の制作・販売に繋げてきました。ドイツ式・足のお手入れ方法を学び、ドイツ式機能的靴制作を習ってひとつひとつの靴を製作するのです。
家の中でも靴を履くことが多い西洋は、靴の文化が発達しています。これに日本人のニーズを融合させ、更にはお客様一人一人の困り事や足の症状に合わせた靴を制作すること──これが、バン産商株式会社式オーソペディシューズなのです。

忙中閑あり。閑を楽しむ

バン産商株式会社のモットーは「よい足、よい靴。楽しいくらし」。健康は足から──健やかに楽しく生活できるように、靴の会社として社会に貢献できるようにスタッフは足と靴について真摯に学び実践しています。
社員の平均年齢は40~45歳。アパレル業界には若い社員が多い中、落ち着いた環境で靴とお客様に向き合うということが、バン産商株式会社の強みであり、特徴でもあります。一人の社員がお客様に長く関わることから、信頼を培って業績を伸ばしてきました。
そんな社員たちを束ねる社長である遠藤道雄は、社員たちにいつもこう言っているそうです。
「忙中閑あり。閑を楽しむ」──忙しい中にも少しの暇や、ちょっとした空き時間があります。その時間を目いっぱい楽しもうということです。
遠藤道雄自身も、休みの日は旅行や読書をして閑を楽しむそうです。靴のプロフェッショナルである社員たちにも、それぞれの好きなことを精一杯楽しむように求めます。そうして閑を楽しんだ後の忙しさは、また格別に充実した時間となるのです。

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