東京大学が近くにある東京の本郷に会社を構え、16名の新卒採用の中で14名が東大生と最高学府の頭脳を最初から詰め込んだ株式会社ARETECO HOLDINGS。懸命な努力もあってか、業績を順調に伸ばしている状況にあります。そんな株式会社ARETECO HOLDINGSで代表取締役社長を務めるのが高木健作さんです。
会社を大きくさせたことで高木健作さんに対する評判も多く聞かれるようになった令和の時代。株式会社ARETECO HOLDINGSの社長として日々活動する高木健作さんのこれまで、今後の流れ、評判などをまとめました。
高木健作さんの経歴
高木健作さんは1988年9月9日生まれで現在33歳です。自作のカードゲームを作るなど、幼少期から自分で作ってみるのが大好きだったという高木健作さん。全く個性が異なる両親の中ですくすくと育ち、大阪大学へ。大学デビューをしようにも人間的に面白くない人が多いのではないかと感じ、サークルの雰囲気が合わないと思っていた同志を集め、フットサルのサークルを立ち上げた高木健作さん。このフットサルのサークルが現在の会社につながっていきます。
父親がサラリーマンではなかったこともあり、中学時代から起業を漠然と考えていた一方、最初は就職をするべきだと就活を開始。しかし、就活で必要とされる作業をやるぐらいだったら自分でやった方が早いのではないかと考え、大学を休業して友人と一緒に会社を立ち上げます。余り計画的とは言えない一方、その行動力の高さは誰にも負けないものを感じさせます。
とにかく思いついたことはなんでもやろうと考えていた高木健作さん。最初に目を付けたのがFacebookでした。個人が実名で行っていたFacebookに対し、企業がアカウントを立ち上げ、それを集客ツールとして活用しようと考えます。月15万円程度しかなかった売上がいつの間にか月400万円までジャンプアップ、この成功体験を基に会社の規模を大きくしていきます。
この会社を売却しようとした矢先、運営していたバイラルメディアで炎上が発生、結果的に売却の話はなくなったほか、ゲーム感覚で企業経営を行っていく中で段々と面白みを感じられなくなり、考え方を改めようと考えるようになります。
DeNAでの経験で大きく変わる
ゲーム感覚、ハイスコア更新のような感覚で企業経営を行ってきた高木健作さんでしたが、自分のやりたいこと、意味のあることをやろうと決断し、起業して数年が経過した段階でDeNAで1年間勉強を行うことに。DeNAといえば多くの企業内ベンチャーが立ち上がり、アメーバのようにその規模を大きくしていく企業。ここでの学びは非常に大きかったようで、仲間の存在や自分が何をしたいかを考えてやることのすばらしさを感じることになります。
こうしたDeNAでの経験もあって、株式会社ARETECO HOLDINGSを立ち上げます。考え方は依然とまるっきり変わり、よりマーケティングに力を入れることになった高木健作さん。数字は大事ではあるけれど、本当に意味のある数字なのかどうかを考えるようになり、単にスコアだけで物事を見なくなります。それまでシンガポールに住んでいた高木健作さんは日本に帰国し、エンジェル投資家としての活動を行っていきます。
炎上経験が人間を大きくさせた
今でこそネット上での炎上は様々な意味合いを持つようになっていますが、少し前までの炎上は今の炎上とはまた違う燃え方をしていました。バイラルメディアを展開していた高木健作さんもネットの炎上を経験することになった1人です。炎上の過程において高木健作さん自身が未熟な部分があったと語り、ネット上での批判に面食らい、精神的に追い込まれた時期もあったとのこと。そして、企業経営に対して未熟な考え方しか持ち合わせていなかったことに申し訳なさを感じているそうです。
それは数字さえ出してしまえばそれでいいという考え方につながっており、誰のために仕事をするのかという考え方よりもとにかく利益第一で物事を考えていたと高木健作さんは語ります。とにかくページビュー数を上げる、アルゴリズムを研究するといった部分に集中し、メディアとしてのあるべき姿をあまり考えてこなかったことが問題につながったと自己分析。スタートラインそのものが間違っていたと現在は反省し、考え方は大きく改められています。
世界に求められている事は何か、そして、自分の強みとは何かを考え、世界に求められることを提供していこうという考えに至った高木健作さん。利益は1つの指標にしか過ぎないとまで考えるようになり、過去の炎上騒動を大きな教訓として成長した姿を見せようとしているのが素晴らしい部分です。過去に捉われる人ほど昔起きたことを逆恨みのような感覚で覚え、現在に活かさない人もいる中ですべての失敗を受け止め、そこからプラスの部分を見つけ成長を遂げていくのはさすがと言えるでしょう。
高木健作さんの評判はどのような感じに?
株式会社ARETECO HOLDINGSの社長を務める高木健作さんですが、株式会社ARETECO HOLDINGS社長としての評判はいったいどのようなものになっているのか、気になる部分です。マーケティングに力を入れている高木健作さん。株式会社ARETECO HOLDINGSの子会社であるCMO BANKではマーケターの人材育成、カリキュラムを作り上げ、マーケティングを苦手とする人でもマーケティングの知識がつくようにカリキュラムが考えられます。
5年間で100人ほどの社員まで増やした高木健作さん。その評判の高さは素晴らしく、過去の経験をしっかりと今につなげ、成長につなげていることに対する評判は上場です。社員からの人望も厚く、以前と比べて数字をただただ追いかけるだけではなくなっているため、社員1人1人の考え方などにも目を配れるようになっている分、その評判がよりよくなっていくのは自然かもしれません。
まとめ
自分自身がどのような失敗を犯して、いかにそれをリカバリーし、プラスにつなげていけるか、社会人が問われる要素であり、ここで結果を出せるとむしろ信頼につながっていくのが不思議な部分でしょう。高木健作さんもまさにそのプロセスを経て信頼を勝ち取った人物の1人。まだ30代前半で酸いも甘いも経験できたことは、今後の人生で間違いなくプラスに働くはずです。
会社経営をゲームのハイスコアを目指す感覚で取り組んでいる人は現状でも多いかもしれません。企業理念などを考慮せず、とにかく利益を出していくという姿勢がモラルハザードにつながることも高木健作さんはよくわかっています。だからこそ、理念を大事にして自分の強みを出していくという姿勢につながっているのかもしれません。
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