臼田和博 株式会社寅嬉屋 代表取締役社長~「自社厨房」という挑戦! 外食産業専門卸し会社の取り組み

会社

外食産業を支える会社

レストラン、喫茶店など私たちの生活に欠かすことのできない外食産業を支える会社が、岐阜県郡上市にあります。その名は株式会社寅嬉屋。外食産業の専門卸しとして1979年創業、1981年合資会社寅嬉屋として法人化しました。
扱う品物は食肉や加工肉、冷凍エビ、冷凍魚、レトルト食品、無塩せきウィンナーなど。これらをお客様の希望や用途に合わせたサイズにカッティングを行うというものです。更に、加工・加熱調理まで請け負うこともあるそうです。大量に食事を作る必要のある場所や商業施設などでは、カット工程という下ごしらえの済んだ食品が納入されるのは作業の短縮化に繋がり、そのため取引先は多岐に渡り、学校給食や会社・工場の給食、病院、ホテルやレストラン、喫茶店などの外食産業と全国に広がっています。またスーパーへの卸しも幅広く請け負っています。

自社厨房での取り組み

株式会社寅嬉屋は自社厨房を社内に設置しています。この自社厨房で商品開発を行うことにより、取引するお客様にメニュー提案できるという試みを行っています。外食産業専門卸し業者として、自社厨房を抱える会社は日本でも数少ないということですが、ここで考案されたメニューは多くの給食センターや居酒屋チェーン店、レストランなどで実際に商品化された実績を持つそうです。
社長の臼田和博は「私達の加工工場は皆様のもの」という信念の持ち主であり、商品開発を行いたい、あるいは少量生産をしたいけれど設備が揃っていないと悩むレストラン経営者などに寄り添って各施設お抱えの工場として貢献することをうたっています。そのために大切にしているのは安全に関する取組み。原料の安全性、施設の清潔を保つことはもちろん、食品履歴管理を徹底し、お客様に製品情報を提供できるようにすることで安心して利用していただけるよう取り組みます。

社長の信念

株式会社寅嬉屋は近年、卸しだけではなく自社製品の開発にも力をいれています。人気はレトルトシリーズ。「飛騨・美濃けん豚カレー」や「飛騨牛ハンバーグ」などのラインナップがあり、どれもお手軽に本格的な味を楽しめると全国から注文が寄せられているといいます。また、確かな品質を誇る寅嬉屋ならではの「飛騨牛すき焼き・しゃぶしゃぶ用」などのギフト商品も人気を誇ります。
全国の飲食業界、スーパー、そして家庭に向けて、空気の良い岐阜県ならではの特性を活かし、目指すは日本一の安全性。卸し、自社製品いずれにも共通するのは、素材を大切にしながら安全な食品を提供するという社長・臼田和博の信念なのです。

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