宮地貴嗣 宮地電機株式会社 代表取締役社長~戦後復興は「照明」とともに

会社

現代における照明の役目

現代社会に欠かせないもののひとつに「照明」の存在があります。照明があるおかげで、人間は太陽が陰って暗くなったあとでも活動でき、余暇を楽しんだり、仕事に励むことが出来るのです。
「昼は昼らしく。そして、夜は夜らしく──照明設計は光のデザイン」この標語を掲げる宮地電機株式会社は、照明設計を請け負ったり、照明器具を製造・販売する会社です。経営は多岐に渡り、電設資材を電気工事店へ卸し売り販売を行ったり、電気設備や空調設備の設計・施工を手掛けたりなど、主に住宅リフォームの建築内装の設計・施工に関わる仕事を手掛けています。
1993年にはこれまで培ってきた照明や建物についての技術と感性を活かして、ウエディングホール、コンサートホール、そしてレストラを兼ね備えた「ラ・ヴィータ高知店」の経営を始めるに至りました。また、2003年には照明器具の製造・販売に特化した子会社「ラ・ヴィータ株式会社」を設立し、グループを拡大していっている途上でもあります。

戦後復興とともに成長

宮地電機株式会社の始まりは1945年。戦後まもない時代のことでした。現社長の先祖である宮地恒治・寿男が電気工事を請負う「宮地電機工務店」を高知市に創業したのです。すべては戦災からの復興に励む高知の人々の役に立ちたいという思いからでした。高度成長時代という時代背景も手伝って、電気業界は拡大していきます。それに伴って「宮地電機工務店」も高知になくてはならない存在になりました。
翌1946年、電気工事資材の販売を始めるのと同時に「宮地電機株式会社」に組織変更し、現在に至ります。裸電球から蛍光灯、それからLEDへ。照明は、時代ごとにその姿を変え、より人に優しく、よりエコな存在に進化していっています。宮地電機株式会社は時代ごとに人々のニーズを汲み取って、最適な住宅環境に相応しい照明器具を作り上げて販売していきました。

三代目社長のプレッシャー

宮地電機株式会社社長は宮地貴嗣。1968年、高知市に生まれました。「与えられるより与える人に」の言葉をモットーに、お客様のため、従業員たちのために骨身を砕くという人物です。宮地電機株式会社の三代目ということで環境には恵まれましたが「じいさんが作った会社を自分の代でつぶすわけにはいかない」というプレッシャーも大きかったといいます。
これからの時代、商品を売るだけではお客様に満足していただくことはできません。宮地電機株式会社が認められるためには、商品を通じて心地よい空間を提供することが必須です。照明は居心地の良さ、理想の空間づくりに繋がります。「すべてはお客様のために」を合言葉に一丸となって業務にあたる社員たちを信じて支えるのも、社長である宮地貴嗣の役目なのです。

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