株式会社タニタとは?
今回ご紹介するのは、株式会社タニタで代表取締役社長をつとめる、谷田千里さんです。体重計、体脂肪計などのヘルスメーターで有名な株式会社タニタ。創業はなんと大正時代。1923年にさかのぼります。最初は貴金属や時計の製造販売を行う商店としてはじまり、通信機器やトースター、キッチン用のクッキングスケールなどの製造販売業に。現在の主力商品であるヘルスメーターの製造を始めたのは、1959年のことです。以降、日本初のデジタルヘルスメーターや、世界初の体脂肪計を製造。「体脂肪率」という言葉も、株式会社タニタが体脂肪計を製造したことで使われるようになりました。近年はさらに健康に寄り添う事業を展開しており、タニタ食堂も話題です。そんな株式会社タニタを率いる谷田千里さんは、どのような方なのでしょうか?社長になるまでの歩みや、社長としての想いを見ていきましょう。
谷田 千里さんが株式会社タニタに入るまで
谷田 千里さんは1972年大阪府生まれ。子供の頃から何でもそつなくこなす器用なタイプで、自分を曲げない性格。なんと幼稚園から小学生にかけては、よく家庭でハンガーストライキを行っていたんだとか。タニタの社長をしていた父親はよく商品のサンプルを持って帰ってきては、谷田 千里さんに遊ばせていたそう。その際しっかりと感想を述べ、フィードバックをしていたんだとか。将来社長になる片鱗がここから伺えます。高校卒業後は、調理学校へ。調理師・栄養士を目指しました。その後一般企業に就職し、株式会社タニタに入社。 2001年のことです。入社後は平社員として働き、アメリカ支店へと渡ります。
谷田 千里さんが社長になるまでと、社長としての思い
アメリカに渡ってからは、現地のアメリカ人社長をサポートする取締役に就任。現地社長は敏腕で、学ぶことが多かったそうです。特に今でも習慣となっているのが、紙の手帳でスケジュールをつけること。また、人と向き合う際の心構えもこの時代に学んだそうです。当時のことを振り返って「一皮どころか十皮むけた」と語っています。 谷田 千里さんが社長になってから10年以上が経ちますが、自分がいなくなっても会社が長く続くよう、現在は自分がいなくても会社の仕事がきちんと回ることを意識しているそうです。自身の将来の夢は、大学教授になること。優秀な奥様が持っている学位よりもさらに上の学位を取りたいと思っているそうです。
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