「ものづくり」のプロ集団
工作やプラモデル制作、彫刻など「ものづくり」が好きな人は多いのではないでしょうか。日曜大工という言葉もありますよね。
趣味の世界と思われがちな「ものづくり」。これを仕事として行っているプロ集団が兵庫県にいます。兵庫県の北部。養父市小城に工房を構える株式会社トージ工芸。資本金1000万円、従業員数8名という小さな会社です。
「お客さまの「想い」を「形」に」を合言葉に、レーザー加工を駆使した彫刻や小物・看板制作を手がけるものです。大量生産はもちろんのこと、オーダーをとってから、ひとつひとつ丁寧に仕上げる特注品まで。世界に一つしかないオリジナル製品の制作が可能で、日本中に熱心な顧客がいるのです。
株式会社トージ工芸の作品の数々
1980年3月田路昇トージ工芸として創業し、1991年3月、新社屋が完成した機会に株式会社トージ工芸として設立しました。それ以来、株式会社トージ工芸には色々な依頼や相談が舞い込みます。規格が決まったものしか対応しない店舗もある中で、社長の田路智と従業員たちはそのひとつひとつに真摯に取り組み、試作品の相談から少量生産、あるいは量産まで様々なニーズに応えていきます。
確実で丁寧な仕事ぶりが口コミを呼び、顧客は企業から一般の人まで多岐に及びます。
一言で「ものづくり」といっても、それはどういった内容なのでしょうか。株式会社トージ工芸は板金加工、アクリル加工、看板、ステッカーなど数多くの作品を提供しています。
その中でも、特に面白いものを数点ご紹介しましょう。
「WOOD」と呼ばれるジャンルがあります。看板はもちろんルームキー、ストラップなど。木で作られたものにルーターやレーザー、あるいは手彫りで加工を施した作品であり、木製ならではのぬくもりと丈夫さを兼ね備えた製品です。
表札の制作依頼が多いということですが、木製の案内看板や道標といったレアな一品も制作しているとか。そうです、観光地で見かける絵地図の案内看板や、散歩道や山道で見かける「○○まで200メートル」などと書かれた道標のことです。手掛けている企業は少ないので、もしも観光地でこのような看板を見かけたら、もしかしたら株式会社トージ工芸が制作したものかもしれませんね。
「ものづくり」大好き・田路智
「ものづくり」のプロ集団である株式会社トージ工芸を率いる社長の名は田路智。兵庫県養父市で1964年に生まれました。高山短期大学自動車工業学科を卒業。趣味は「バイク・模型」と言う根っからの「ものづくり」大好き人間です。
依頼人だけでなく、困った人を見かけては自分の持つ技術で役に立ちたいと考えている優しくもあたたかな人柄の持ち主です。
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