和歌山で60年「マツゲン」
株式会社松源──和歌山に住む人にとっては「マツゲン」はおなじみの名前ではないでしょうか。創業60年を迎える「マツゲン」は地域に根差した老舗スーパーマーケットです。社長の名は桑原太郎。「マツゲン」が「超地域密着型の生鮮食品スーパーマーケット」であり続けるために、変わらないぬくもりと、日々変革していく事業の手綱を握る改革者です。
「マツゲン」は和歌山市に9店、県内にも多数の店舗を構えています。のみならず、大阪や奈良にも進出しています。地元のお客様に愛されるスーパーマーケットであり続ける為には、努力が欠かせません。
人がスーパーマーケットに求めることは5つ。「鮮度・品揃え・品質・安さ・接客」であり、食料品を扱う上での原点だと、桑原太郎は言い切ります。株式会社松源はこの5つのポイント全てを兼ね備えることはもちろん、それぞれの店舗が地域ナンバーワンの存在を目指しています。
ライバルとの区別化
スーパーマーケットという業界には、常に数多くのライバルが存在しており、60年という年月を地域の人と共に過ごしてきた「マツゲン」でも明日の存続のためには改革が必要です。時代や地域を考えて、お客様の嗜好の微妙な変化に即座に対応すること。地域の食生活を担うという自覚を持ち、松源を存在価値のある会社に育てること。
そのために桑原太郎が求めることは「スピードある変革」です。常に目標を掲げ、それを実現するために社員の意識改革をどのように進めるかということを考えているそうです。
古くから馴染みのあるお店として、同時に時代の先端を行くスーパーマーケットとして、社長と社員が一丸となって改革に挑む日々の中、様々な新しい取り組みにチャレンジしました。
「マツゲン」お買い物パスの発行、そして「松源商品券」など、他のスーパーマーケットと区別化するための独自の方法。また「マツゲン」は、スマートフォンの普及という社会情勢を取り入れて、いち早くアプリを取り入れました。それは、お得な情報満載でポイントも貯まる「マツゲンアプリ」として親しまれています。
インターネットで注文をしてもらうネットショッピングについては、利用者の不安を汲み取ろうとお客様の声を広く集めました。ネットを通じて注文できて家まで届けてもらえるのは便利な反面、自分で商品を選べないという不満、新鮮な商品を届けてもらっているのかというお客様の疑問に目をつけます。
そこで「マツゲン」は、新鮮な野菜や肉、魚を、スーパーマーケットで働くプロならではの目利きで選んでお届けするという手法を編み出しました。受注、商品の選択、お届けまですべて「マツゲン」のスタッフが行うことでお客様の安心を勝ち取ったのです。
まとめ~桑原太郎が求めるスーパーマーケットとは
経営者としての視点がスーパーマーケットを見つめる桑原太郎は、価格や安全、商品の品質を何より大切に考えています。そればかりではなく、お客様の利便を考えて細かな戦略を丁寧に練り上げて実現化する努力を怠りません。
時代を先取りする桑原太郎の「変革と創造」の理念と、スーパーマーケット業界に革新を求める思いはとどまりまることはありません。
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