植杉隆士 有限会社ハルナ工芸 代表取締役~塗装のこだわり、それは「人の手」

会社

塗装屋さんの仕事

店舗や住宅をリフォームする時や、家具のリニューアル時にお世話になる塗装屋さん。生活の様々な場面でお世話になっているこの職人さんですが、一体どんな仕事をしているのか詳しくは知らないという人が多いと思います。
有限会社ハルナ工芸はこの塗装屋のプロフェッショナル集団です。群馬県で1990年4月、2000万円資本金で創業しました。住宅やマンション、店舗や公共施設などの注文塗装を手掛ける会社です。オーダーメイド家具の製造販売も手掛けるなど、既製品ではなく手作りにこだわった会社です。

プロの塗装の技術

DIYが流行している中、自分で壁や家具などに色を塗る機会もあるかと思います。ホームセンターでも簡単に塗装ができるように使いやすい塗料やニス、刷毛などを手に入れることができますよね。ただ、実際に塗ってみるとムラが出たり手や服が汚れたりと、思ったようにはいかないという経験もあるのではないでしょうか。そんな時に、キレイに塗られた家具を見るとプロの塗装の技に唸ってしまうことも。
有限会社ハルナ工芸が手掛ける塗装は染色ウレタンやウレタンエナメル塗装、オイル塗装など多岐に渡ります。いくつか実用例を挙げていきましょう。
表面が鏡面仕様になっている鏡面塗装はクローゼットなどで使われる技法です。塗装の中でも高級な部類にあたるのですが、どの会社でも行えるものではありません。埃の付着が許されない作業なので、専用のクリーンルームが必要になるからです。有限会社ハルナ工芸ではこの設備を備え、塗りも専門の職人が手掛けています。
またキッチンカウンターなどに使われるウレタンエナメル塗装は埃のない環境であることはもちろんのこと、多彩なカラーバリエーションも必要となります。白・黒・赤・青・黄・緑という原色を使用して無限ともいえる色合いを表現するのはさすがの職人技と言えるでしょう。

新たな挑戦

職人の技術を使って塗り直しからオリジナル家具の製作まで手掛ける有限会社ハルナ工芸。こだわりは「人の手」で作ること。機械化されてできた既製品を使用するのは無難で間違いがありません。ですが、職人の手で作り上げた塗装品の持つ味わいは何物にも替えがたく、無限大の可能性があります。
社長の植杉隆士は自社の強みを「職人の技術」であると考え、新たなジャンル「ドア」にも挑戦しようとしています。壁の塗装はお手の物ですが、扉はすこし素材が異なります。木目や素材の風合いを際立たせるように塗装し、これからの時代に合う扉をドアメーカーと共同して開発したいというのが今後の目標なのです。有限会社ハルナ工芸が手掛けたドアを目にする日も近いかもしれません。

コメント