株式会社むじゃきなひつじとは
株式会社むじゃきなひつじ──この名前から、どんな会社を想像しますか?
2013年に設立されたこの会社のコンセプトは、「何気ない日常を、忘れられない最高の1日に!」というものです。寺前匠人は日本にサプライズを根付かせ、誰もが楽しくなれることを目指して株式会社むじゃきなひつじを立ち上げました。
そう、サプライズを行う会社なのです。本人に内緒で企画されるピックリ会──サプライズパーティーは、外国の映画やドラマでよく見かけますよね。楽しい企画とは思うものの目立つことを恥ずかしいと思ってしまう傾向のある日本ではなかなか行われてきませんでした。これを事業化するにあたり、寺前匠人は「みんなを巻き込む」ということを思いつきました。
サプライズのプロ集団
「フラッシュモブ」という手法を見たことがありますか? フラッシュは「閃光」、モブは「群衆」という意味を持つ言葉です。
今、株式会社むじゃきなひつじへの依頼で一番多いのはフラッシュモブのサプライズだそうです。ターゲットの目の前で、突然、周囲の人たちがダンスなどのパフォーマンスを行うというもので、動画サイトでも人気の分野です。
フラッシュモブの始まりは、アメリカの雑誌記者の企画でした。メールで呼びかけて、特定の時間・場所にどれだけ多くの人を集められるかという実験だったといいます。このイタズラのような実験が、今や全世界で楽しまれているフラッシュモブになったのです。
家族や友人の誕生日パーティーや結婚式、おめでたい発表の時。お祝いの気持ちを楽しく表現する媒体として「サプライズ」を請け負うプロ集団。それが株式会社むじゃきなひつじです。サプライズを仕掛けられた人、そして仕掛けた人たちも、楽しく幸せな気持ちを分かちあえるようにお手伝いをするのが仕事です。
寺前匠人が日本にサプライズを提唱するために考えた「みんなを巻き込む」手法とは、プロ集団である株式会社むじゃきなひつじだけでなく、ターゲットの友人や同僚、家族も一緒になって計画し、準備し、参加するというものです。サプライズの楽しさや感動がより一層高まって、みんなの良い思い出になるように考え抜かれた手法です。
サプライズ文化を日本に
個人の誕生日会、結婚式などでサプライズを行っていた株式会社むじゃきなひつじは、徐々にその名を知られるようになりました。今では企業イベントや広告用の映像制作、更にはテレビドラマなど多方面から声がかかるようになっています。
どんどん知名度を増し、仕事の幅を広げる株式会社むじゃきなひつじと、寺前匠人。その視線の先にあるのは、あくまでターゲットです。そしてターゲットの周りの沢山の人たち。驚きと同時に楽しい気持ちを共有できることが、最大の喜びなのだと言います。
人生の思い出の1ページを楽しく演出できるように、サプライズという文化を日本に根付かせる楽しさに夢中になっているのです。
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