生田智志 株式会社凪スピリッツ 代表取締役社長~4坪から出発し世界へ・ラーメン界のカリスマの挑戦

会社

4坪からの出発

2004年のことです。「ラーメン凪」は、新宿歌舞伎町ゴールデン街で営業の初日を迎えました。4坪8席という小さな店舗です。しかも、週に1回という間借り営業。しかし、煮干しをベースにしたスープの旨味とこだわりの麺が評判を呼び、ゴールデン街で働く人々の心をつかみました。徐々に口コミが広がり、週に2度、3度と営業日も増え、行列のできるラーメン店の仲間入りを果たすまでになったのです。

店主として店頭に立つ生田悟志は、株式会社凪スピリッツの社長でもあります。「ラーメン凪」の営業や、経営コンサルティング業を営む会社です。
ラーメン凪の確かな味は評判を生み、新宿を中心に勢力を広げ、関東、そして全国に15もの数の店舗を広げるに至りました。更には2010年、香港に「豚王香港セントラル店」をオープンしました。記念すべき海外初出店です。これを皮切りに台湾、フィリピン、香港、中国、シンガポールからアメリカまで、合計32店舗もの海外店を構えるに至りました。
「ラーメン凪」と「ラーメン凪豚王」の運営ばかりでなく、飲食業のコンサルティング事業や商品の開発・販売に至るまで。4坪8席から始めた店は、売上高11億円もの大企業に成長しました。

「すごい!煮干ラーメン」誕生

「ラーメン凪」そして「ラーメン凪豚王」が人々の心をつかんだのは偶然ではありません。絶え間ない日々の研究・開発のたまものです。
日替わり創作麺などを提供することでお客様の反応を勉強し、また味の研究を重ね、そうやってようやく辿り着いたのが煮干しの重要性。スタッフが全国各地の煮干し生産地を訪れ、こだわりの煮干しを仕入れました。
以来、毎月5トンもの量の煮干しを使って魚ベースのスープを提供しています。丁寧にはらわたが取り除かれた煮干しをブレンドした濃厚スープは、煮干しを追求した「ニボい!」ラーメンと評判になりました。その名も「すごい!煮干ラーメン」。一度口にすれば虜になると噂を呼び、ラーメン凪には連日多くの人が並ぶ光景が見られました。
こうして株式会社凪スピリッツは飲食業界での成功を手にしたのです。

ラーメン業界のカリスマ・生田智志の目標

腕に覚えのあるラーメン店がその技術を競う「ラーメントライアウト」に出場、そしてラーメン凪は優勝しました。生田智志はメディアも上手に利用し、株式会社凪スピリッツの「すごい!煮干ラーメン」の存在を広く全国に知らしめることに成功しました。
ラーメン業界のカリスマ・生田智志の目標は「世界中の料理との融合」だそうです。各国の料理の良い点を受け入れ、そして独自の麺料理に昇華させることを目指します。
目標は全世界1000店舗。生田智志の挑戦は、まだまだ始まったばかりなのです。

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