無垢材の家具
学習机、タンスやテーブルなどの家具──視線を巡らせれば部屋の中にあるものです。多くの人が過去にお世話になったり、今も利用したりしているものですよね。あまりに身近な存在すぎて、日常に意識することすらないかもしれません。
キシルというお店をご存知でしょうか。正式名称は株式会社キシル。2002年、資本金1000万で静岡県浜松市に設立しました。地元浜松をはじめ名古屋、東京に合計4軒の販売店を構える家具・雑貨の会社です。日本の無垢材にこだわった家具の企画・製造・販売、それらすべてを自社で一手に手掛けます。
株式会社キシル社長である渥美慎太郎がこだわるのは無垢材を使用することです。無垢材とは一体どういうものなのでしょうか。
木を利用した「ものづくり」
日本列島は南北に縦長の国土です。地殻変動の影響を大きく受け国土には山地が多く、面積の7割程度が森林で占められています。そのため、日本は古来より木を使用して生活をしてきました。建物や家具は勿論、食器や小物、玩具に至るまで。木で作られたものは独特のあたたかみと、手になじむ感覚で時代を跨いで多くの人に受け継がれてきました。
株式会社キシルは、日本人になじみ深い木を使用して「ものづくり」をしています。
木で作られた家具や小物が日本人に受け入れられやすいのはもちろんですが、木を使用する会社として、株式会社キシルはもう一つの大切な役割を「木」に求めているといいます。
それは「再生」というキーワードで語られます。手軽に生産できるプラスチックは、近年問題になっているように地球のゴミとして自然界に残り続けてしまいますが、木であれば自然に地球に還ることができます。それはいつか新たな木を芽吹かせ、育て、未来の世代のために役に立つことになるでしょう。
そんな精神をもとに作られた株式会社キシルの家具・雑貨は人々から評価されました。
2011年「ひのきと胡桃のどんぐりシャープナー」がキッズデザイン賞を受賞したのを皮切りに、ウッドデザイン賞、APIDA AWARD物販店金賞など受賞歴は多数あります。
渥美慎太郎が大切にしている言葉
そんな株式会社キシルを率いる社長・渥美慎太郎は1969年、静岡県浜松市生まれ。浜松大学経営情報学部を卒業した浜松っ子です。地元である浜松で、地球の財産である「木」で世間に貢献することを目標に、株式会社キシルを育ててきました。
その座右の銘は──実るほど頭を垂れる稲穂かな。
「木」を通じて現代人に、そして未来の人の貢献する会社の社長ならではの言葉ではないでしょうか。
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